ロレックス デイトナ・エル・プリメロ 16520 それまで振るわなかったデイトナを一躍人気モデルへと押し上げた立役者?
仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、自動巻きムーブメントCal.4030(ベースムーブメント:ゼニス Cal.400)、パワーリザーブ52時間)、サファイアクリスタル風防、防水性:100m防水、ブラック文字盤(夜光塗料インデックス&針(トリチウムのため現在は発光せず)、クロノグラフ)
サイズ:ケース横39.5mm、厚み約13.0mm
定価:生産終了品
今回の時紡ぎは、ロレックスのデイトナ・エル・プリメロです!!
う〜ん、僕はクロノグラフで一番カッコいいのは今でもオメガのスピードマスターだと思っていますが、このデイトナ・エル・プリメロもカッコいいですね!!
このデイトナ・エル・プリメロが登場したのは1988年。
それまでのデイトナはバルジュー72系の手巻きムーブメントを搭載。
1961年にアメリカの「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」というサーキットの名を冠してデビューして以来、25年以上に渡ってずっと手巻きムーブメントを搭載していたデイトナを「自動巻きクロノグラフ」とするのは、ロレックス至上の夢だったのでしょう。
ずっと旧態然とした状態で作られていた手巻きデイトナは、生産当時は今のような天井破りの人気とは程遠い状態・・・。
ロレックスの場合、不人気モデルは生産停止後に流通量が少ないことから価格が上昇するケースが多いですが、この手巻きデイトナはその最たるものであったと思われます。
今見ると道具感溢れる小ぶりな渋いクロノグラフなのですが、クオーツ全盛期の当時はいちいちリューズでゼンマイを巻き上げないと止まってしまうのが面倒臭いと感じる・・・
ボリューム的にもサブマリーナに負けてしまう・・・
「ロレックスを持っているんだ」という所有欲を満たしてくれるほどの存在感がなかったのかもしれません。